はじめての干し芋作り
急に干し芋が食べたくなりました!お芋の美味しい季節だからでしょうか。
砂糖を使っていない自然な食べ物だし、食物繊維も豊富でヘルシー。
ちょっとしたおやつに最適ですよね。
幼い娘達にも食べさせたいな。
甘いものが好きな娘達。チョコやアメなんかよりは、ずうっと身体に良さそう。
家族みんなで食べるなら2~3キロ箱買いかな、とネットの干し芋屋さんへ。
そうしたら、いろんな品種のサツマイモで、干し芋が作られてましたよ。
形状も様々。おなじみのスライス(平干し)はもちろん、スティックタイプ(角干し)や、丸ごと干したもの(丸干し)もあります。
どれも美味しそうなんですが、気になったのはお値段。
大量に買うとなると、やはり国産のものは値が張ります。
品質や安全性に関しては、文句無しなんですけどね。
しばらく購入を躊躇していて、ふと自分で作るという選択肢があることに気づきました。
作り方を調べてみたら、意外に簡単そう。
基本蒸して、切って、干すだけ。何も難しいことはないんです。
干すのも2~3日で良いみたい。
そんなに時間も手間もかからなそうだし、お正月休みに取り掛かれば良いかな~と、
思い切って、干し芋作りに挑戦することにしました!
種子島から安納芋をお取寄せ
どうせ手作りするなら、美味しいものがいい!
甘味が強くて、ねっちょりと濃厚な安納芋は、干し芋に向いているそうです。
種子島の安納芋専門の農家さんより、お芋を1箱(5キロ)直送していただきました。
SSサイズで小ぶりですが、きれいなお芋が詰まってましたよ~。
はるばる種子島から送っていただいて、送料込みで2,280円です。
1キロあたり456円という、良心的なお値段。
2箱3箱とまとめ買いすると、さらに安くなるのがすごい!
お芋の苗作りから出荷まで、すべて自社で行う農家さんだから出来ることですよね。
直送することで、中間マージンを無くして、コストを削減しているそうです。
SSサイズは、だいたい卵くらいの大きさです。
今回は、干し芋をカットするのに ”ゆで卵スライサー” を使うため、SSサイズを選びました。
粒ぞろいで使いやすいですよ。
お芋の下ごしらえ
干し芋作りは、こちらのレシピを参考にしました。
・今年も部屋干し簡単スライス干し芋
干し芋を自作するとき、困るのがスライス方法だと思います。
プロは、木枠にピアノ線を張ったものを使いますが、家庭でいきなりそんな道具は準備できません。
身近な道具”ゆで卵スライサー”で、干し芋作りにチャンレンジできるのは、画期的なアイデア。
このレシピで、俄然やる気になりました!
さて、お芋の下ごしらえです。
サツマイモを洗い、繊維質でスライスしにくい両端を、多めにカットします。
カットした先端部分は、もったいないので捨てません。
一緒に蒸して、一口蒸かし芋にしたり、ひげ根部分をカットして、大学芋にしたりしました。
安納芋の断面は、オレンジ色がかって綺麗ですね。
お芋の皮に沿って0.5ミリくらい内側に、白い液体がにじむラインがあります。
この乳液のような汁は「ヤラピン」という物質です。
べたつきがあり、空気に触れると黒くなることから「ヤニ」と呼ばれることも。
お芋の表面を黒く汚してしまうので、生産者には嫌がられる成分ですが、健康的には優れていて、整腸効果があるそうです。
蒸かし芋を作ります
小さいお芋ですが、たっぷり一時間蒸します。
十分に火を通しておかないと、干したときに白く変色してしまいます。
蒸気ほんわか、甘~い良い匂いです!
スライスします
蒸し上がったら、熱いうちにバターナイフでさっと皮を剥いて、ゆで卵カッターでスライス。
スパッと切れると気持ちいいですね。
すべて皮を剥いて、スライスし終えました。
これで2キロくらいです。
天日干し
芋を干し網に並べて、天日干しします。
天気の悪い日や夜間は、室内に取り込みました。
洗濯物と一緒の動きです。家事しながら芋の面倒みられますよ。
乾燥するとかなり縮むので、場所詰めがてら、2~3回ひっく返しました。
触るたびに、つまみ食いしてしまう…。
出来上がり!
3日ほど干したら、出来上がり!
乾燥した分、色がぐんと濃くなって、まるでニンジンの様です。
ちゃんと干し芋になっていて感動しました。
味も凝縮されて美味しい~!
お芋ばんざーい!
干しあがると、芋の内皮が黒っぽく変色してしまいました。
これは、空気に触れると黒ずむ性質がある、白い液体「ヤラピン」のせいでしょうね。
自宅で食べる干し芋なので、少々の黒ずみはOKなんですが、
色のきれいな干し芋を作りたいなら、皮を剥くときに、内皮もべろっと全部剥いた方が良いでしょう。
お通じ効果も期待したい、便秘気味な方なら、内皮は残してくださいね。
「ヤラピン」は、食品ではサツマイモだけに存在する物質で、天然の緩い下剤だそうです。
豊富な食物繊維とあいまって、整腸効果があるみたいですよ。
2回に分けて2キロずつ、約4キロの芋を使った結果!
出来上がった干し芋はこのくらい。
大タッパーと小タッパーに一杯の干し芋ができました。
重さにすると、1キロちょいでしょうか。
乾燥すると、ぐっと量が減ってしまいますね~。
4キロ作ってこれだけ!?って気分です。
つまみ食いもしましたけど…コソコソ…。
市販の国産干し芋がお高いのは、それ相応の材料と手間がかかっているからだと分かりました。
お疲れさまなのです。
5キロの安納芋は、ほぼ使いきりました。
4キロを干し芋に、500グラムはお正月の栗きんとんになりました。
また近々、10キロくらい頼んじゃうかもしれません。
1年に3ヶ月間しか出てこない季節物なので、あと1回くらいは取り寄せたいんですよね。
大量に干し芋を作るとなると、干し場所とか考えないといけないんですけど。
丸干しにすれば、場所はそんなにとらないかと思案中です。
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